ワインに合うチーズ②
プロセスチーズ
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを粉砕し、加熱溶融した後に再び固めたチーズの総称です。
1種類のナチュラルチーズで作られるものもあれば、
複数種類のナチュラルチーズを混ぜ合わせて作るものもあります。
加工の段階で発酵に必要な菌が死滅するため、味が変化することなく、安定した品質と味がメリットです。
6Pやブロックのような厚みのあるもの、スライスチーズのように薄いものなど、
料理に合わせて使える万能チーズで、日常生活でも気軽に食べられる価格やサイズのものばかり。
プロセスチーズには、軽めの白ワインを合わせると良いでしょう。
プロセスチーズはナチュラルチーズに比べて、風味や味にクセがないので、
ワインも個性的なものよりもデイリーワインのほうが合います。
フルーティな赤ワインでも、プロセスチーズの美味しさが際立ちますので、色々と試してみてください。
ワインに合うチーズの選び方
ワインに合うチーズの選び方のポイントを5つご紹介していきたいと思います。
▶︎チーズは同じ産地のものを選ぶ
ワインに合うチーズを選ぶ上での基本は、同じ原産地のものを選ぶということ。
とくにフランスでは、ワインを飲む際にはチーズを食べる習慣がありますから、
それぞれの産地のワインに合わせたチーズが作られているんです。
▶︎銘醸ワインには特長的なチーズはNG
銘醸ワインをいただく場合には、あまり個性の強いチーズは選ばないようにしましょう。
クセの強いチーズや匂いが強いチーズを選んでしまうと、
上質でデリケートな香りが特長の銘醸ワインの良さが損なわれてしまいます。
▶︎塩味が強いチーズは酸味の強いワインを
チーズの中でも塩味が強いゴルゴンゾーラやロックフォールなどのブルーチーズは、
酸味の強いワインがよく合います。
また甘口のワインと合わせると、ブルーチーズの独特の風味がまろやかになるのでおすすめです。
酸味が強いブドウ品種として有名なのは、リースリング種です。
▶︎脂肪分の高いチーズには渋みあるワインを
脂肪分の高いクリーミーなチーズにピッタリなのは、渋みのある赤ワイン。
濃厚なチーズが赤ワインの持つ独特の渋みとよく合うんです。
クリームチーズやチェダーチーズといったクリーミーなチーズには、
フルボディの赤ワインを選ぶと間違いはないでしょう。
▶︎チーズの熟成度合で合わせる
フレッシュでフルーティなワインには、熟成期間が短いチーズを合わせます。
コクがあり、しっかりとした味わいを持つワインには、熟成期間が長いチーズを選ぶというのも、
シンプルだけど定番の選び方です。
熟成期間の長いチーズといえば、ハードタイプのナチュラルチーズ。
ハードタイプのチーズには、ヴィンテージワインや樽熟成されたコクのあるワインを合わせると良いでしょう。
ワインとチーズの組み合わせ
ワインに合わせてどのチーズを選ぶといいのか、ワインとチーズの組み合わせの例をみていきましょう。
●赤ワイン
渋みのある赤ワインは、熟成タイプのカマンベールやブリ・ド・モー、
少し匂いの強いウォッシュチーズとよく合います。
ボディがしっかりとした赤ワインの場合は、
エダムやチェダーなどのハードタイプのチーズと合わせてもいいですよ。
●白ワイン
白ワインは、クセの強くないチーズとの組み合わせがおすすめです。
フルーティーな白ワインなら、モッツァレラやマスカルポーネなどのフレッシュタイプのチーズとよく合います。
少し辛口の白ワインなら、カンタルやゴーダなどのセミハードタイプのチーズとの相性がいいですよ。
●その他
貴腐ワインは、ゴルゴンゾーラやロックフォールなどのブルーチーズと組み合わせるのがおすすめ。
シャンパンは、モッツァレラなどのフレッシュタイプチーズのほか、
カマンベールなどの熟成タイプのチーズと合わせると外しません。
まとめ
いかがでしたか?
ワインとチーズ、それぞれに多くの種類がありますが、
ワインにピッタリのチーズを選んでもっとワインを楽しんで下さい。
ワインに合わせるチーズはカットしてそのままいただくのもいいですが、
ちょっと手を加えることでさらにおつまみのバリエーションを増やすことができますよ。
ぜひお試しくださいね!
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