おしゃれなイメージが強いイタリアンレストラン。
味だけではなく、その雰囲気も楽しめるレストランですが、マナーを知らなければ、
せっかくのイタリアン料理も台無しとなってしまいますよね。
では、イタリアンレストランでのマナーとは、どんなものなのでしょうか。
①<イタリアンの特徴って何?>
日本においてもイタリアンレストランは数多く存在するため、その味を堪能したことがある人は、
きっとたくさんいることでしょう。
イタリア料理のことを総称してイタリアンと呼びますが、
イタリアンの特徴は、乳製品をふんだんに使って作られる点にあります。
その代表的な素材が、チーズやバター、オリーブオイルなどです。
シンプルながらも、濃厚な味わいを堪能できる料理が、イタリアンの特徴とも言えます。
また、一言でイタリアンレストランと言っても、営業スタイルや格式により、
いくつかの種類に分けられる点も、特徴の1つです。
リストランテ、トラットリア、ピッツェリア、バールといったタイプのイタリアンレストランが、
日本でよくみかける営業スタイルになります。
②<イタリアンのマナー 食事前編>
どんな食事を摂る時でも、食事のマナーはつきものですよね。
イタリアンを食べるときも、当然ながら必要最低限のマナーを把握しておく必要があります。
まずは、食事が始まる前のマナーからみていきましょう。
1.椅子の座り方
椅子に座る際には、店員さんが引いてくれた椅子の、左側から体を入れます。
音を立てないように気を付けながら、少しだけ浅めに座ります。
2.手荷物
カバンやバッグなどの手荷物は、椅子の背もたれと背中の間に置きます。
手荷物を入れるためのかごを準備してある時には、それを利用しても構いません。
3.携帯電話
携帯電話の着信音は切っておくか、マナーモードにしておきます。
携帯電話の着信音は、周りのお客さんが聞いても不快であり、迷惑となってしまうものです。
音を切り忘れないように、最大限の注意をしましょう。
③<イタリアンのマナー テーブルマナー編>
着席したらさっそく食事が始まりますが、食事中にはどんなマナーがあるでしょうか。
次は、テーブルマナーをみていきましょう。
1.ナプキンの使用方法
テーブルに置いてあるナプキンは、1度広げてから二つ折りにして、膝の上に置きます。
手や口元の汚れをナプキンで拭き取っても問題ありませんが、
口元を拭う時には、周りから見えないように内側の布で拭くようにしましょう。
2.カトラリーの使用順
意外と緊張するのが、このカトラリーの使用順ですよね。
スプーンやフォークをはじめとするカトラリーは、出される料理に合わせ、外側に置いてあるものから使用していきます。
もしナイフやフォークを落としても、慌てて自分で拾う必要はありません。
店員さんに拾ってもらった後で、新しいものを持ってきてもらうのが、マナーです。
3.パスタやスープを食べる時
パスタを食べる時、平らなお皿の場合は、基本的にフォークのみを使用します。
スプーンを一緒に使用するのは、パスタを取り分ける時だけです。
ショートパスタのように、巻けないものはフォークで刺しながら食べます。
イタリア料理においては、スプーンは使用しないものですが、スープを飲むときには使用します。
カップ状のお皿以外は、基本的に持たずに飲むようにします。スープを、手前から奥へ向けてすくいます。
<まとめ>
イタリアンレストランで食事するとなると、マナーをしっかり把握できていなければ、少し緊張してしまうものですよね。
ですが、イタリアンのマナーは決して難しいものではなく、誰でも簡単に習得できるものばかりです。
必要最低限のマナーを頭に入れておけば、お店の雰囲気を楽しみながら、美味しいイタリアンを堪能することができますね。