イタリアンには、さまざまな食材が使われているパスタがあるでしょう。

イタリアンのパスタは、パスタの太さや形、使われるソースなども、種類豊富です。

イタリアは、南北に長い国の形から食べ物にも、地域の特徴が溢れています。

ひとつの国でありながら、非常に多くの種類のパスタをはじめ料理を楽しむことができます。

ペペロンチーノの意味について

イタリアンのひとつペロンチーノは日本でも比較的お馴染みのパスタなのではないでしょうか。

ペペロンチーノは、そのシンプルな味付けなどから人気のパスタの一つです。

日本で、ペペロンチーノと聞くとにんにくと唐辛子のオイルベースのシンプルなパスタとして、広く知られていますね。

イタリア語でペペロンチーノとは唐辛子のことを表しています。

これからわかるように、イタリア現地では、ペペロンチーノというのはパスタの種類ではなく唐辛子のことを意味しています。

日本のレストランで、ペペロンチーノと言っても通じるでしょうが、イタリアではアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノとお願いしましょう。

イタリア語で、アーリオはニンニクという意味、オーリオがオイル、ペペロンチーノというのが唐辛子の意味を持っています。

このことからも、イタリアに行った際にペペロンチーノをオーダーする時はアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノという正式名称でオーダーしましょう。

イタリアでのペペロンチーノについて

イタリアと日本で、ペペロンチーノに対する思いが違うようです。

イタリアでは、シンプルな材料で作られるペペロンチーノは味にパンチがなく寂しい味付けと思われることも多いようです。

シンプルな材料で作ることができるペペロンチーノは、イタリア現地では貧乏人のパスタと呼ばれることもあるそうです。

パスタの具材が少ないことから、お金がない人が良く食べることから、そのように思われているようです。

他にも、絶望の淵にいても作れるからということで絶望のパスタと呼ばれることもあります。

また、材料が少なくて、いつでも作ることができるペペロンチーノは、真夜中のパスタと呼ばれることもあるそうです。

このように、シンプルな材料で、いつでも手間をかけることなく作ることができ、楽しめることができるペペロンチーノは、イタリアでは、さまざまな呼び方で親しまれているようです。

イタリア現地のイタリアンでは、ペペロンチーノはメニューから外されていることもあるようです。

これは、イタリア料理店での料理は、手間暇かけた料理を出すことが多いことから、手軽に作ることができるペペロンチーノはメニューから外してしまっていることが多いということです。

イタリアでは、真夜中のパスタと呼ばれるほど手軽に作ることができるペペロンチーノですが、ペペロンチーノソースを作り置きすることができます。

ペペロンチーノソースと言っても、オリーブオイルの中にスライスしたにんにく、赤唐辛子、塩、こしょうを入れて煮込むだけです。

このペペロンチーノソースは、常備しておくと、さまざまな料理に活用することができる便利なソースです。

シンプルなペペロンチーノは、さまざまなアレンジをして楽しむこともできます。

例えば、イカの塩辛とキャベツを入れる。豚バラを入れて和風にアレンジするなど、自分好みにすることもできるでしょう。

シンプルで簡単なペペロンチーノは失敗することは少なく、手軽に作れるのが魅力です。

限られた時間でも、にんにく、赤唐辛子、オリーブオイルで作ることができます。

シンプルなパスタだからこそ、自分好みにアレンジすることもできるパスタのひとつです。

ひと手間かけることで、いつものペペロンチーノをより美味しく楽しむことができるのではないでしょうか。