「イタリアンワイン」

一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

ワインの生産量トップクラスのイタリアが誇るイタリアンワインは、さまざまなブドウから造られているのが特徴です。

この記事では、イタリアンワインの魅力や食事との楽しみ方まで紹介します。

 

イタリアンワインの魅力

イタリアンワインの魅力を、以下の2項目紹介します。

 

・ワイン産地ならではの多様性

・ワイン法が定められている

 

ワイン産地ならではの多様性

イタリアンワインの魅力は、さまざまな土地で造られる多様性です。

イタリアは北から南まで、20州すべてからワインが造られる唯一の国。

各州ごと気候や品種が異なるため、まったく別物のような味わいを楽しめます。

たとえば、イタリア南部の「長靴のかかと」部分に位置するプーリア州は、日照の良い地域ならではの濃厚で味わい深い赤ワインが楽しめます。

また、最大のブドウ栽培面積を誇るシチリア州は「マルサーラ」という甘口の白ワインが有名です。

このように、多種多様のワインが楽しめるのはイタリアンワインの最大の魅力でしょう。

 

ワイン法が定められている

イタリアンワインには、「ワイン法」に基づいた格付けがあります。

1963年に制定された規則をベースに、現在ではEU基準で以下の3分類が存在します。

・DOP

・IGP

・vino

 

イタリアンワインで運用されている格付けは、以下の4つです。

・DOCG（最高ランク）

・DOC（厳しい規定をクリアする必要がある）

・IGP（上位より規定が緩い）

・vino（産地表示のないワイン）

 

上位ランクのワインは、アルコール度数や地域指定でブドウの栽培がされているかなど厳しい基準があります。

 

イタリアンワインと料理の楽しみ方

イタリアンワインと料理の楽しみ方を以下のシーン別に紹介します。

 

・前菜

・メイン料理

・ランチ

 

前菜

イタリアンの前菜は、さまざまな材料から作られているので、ワインとの相性は抜群。

生ハムやチーズの前菜には、甘口のフルーティーな白ワインがおすすめです。

トマトやオリーブの前菜にはフルーティーな赤ワインを合わせると、トマトの酸味を引き立ててくれるので爽やかな味わいが楽しめます。

また、イタリアンに欠かせない魚介類の前菜には、爽やかな味わいの白ワインが合うでしょう。

白ワインは魚介類の香りを引き立ててくれます。

 

メイン料理

メイン料理の調理法などによって、選ぶワインを変えるとより食事が楽しめます。

赤身の肉料理の場合、赤ワインが合うでしょう。

たとえばトスカーナ地方やピエモンテ地方の赤ワインは、肉の旨味を引き立ててくれます。

トマトベースのパスタ・ピザには、バランスの取れた赤ワインがおすすめ。

鶏料理や白身魚がメイン料理のときは、フルーティーな白ワインとの相性が抜群です。

このように、素材と相性の良いワインと共に食事を楽しんでください。

 

ランチ

ランチタイムに楽しむワインは、軽い口当たりのものが良いでしょう。

赤ワインだとフルーティーで軽いワインがおすすめです。

白ワインの中では、フルーティーかつ酸味のあるワインがおすすめ。

軽やかな酸味が食事の味わいを引き立ててくれるので、ランチにピッタリです。

また、ロゼもランチとの相性抜群です。

爽やかな口当たりで、食卓を華やかにしてくれますよ。

パスタやピザに使用されるソースは、どれもワインとの相性抜群です。

トマト・クリームなど、さまざまなソースとワインを楽しんでください。

 

まとめ

今回は、イタリアンワインの魅力を紹介しました。

 

イタリアは、全20州すべてがワインの産地である唯一の国です。

そのため、州によってさまざまな味わいが楽しめる特徴があります。

 

また、料理との相性も抜群なので、食材によってワインを変え、食事を楽しんでください。