人気のパスタ!ジェノベーゼとは
バジル、松の実、にんにくなどとオリーブオイルを混ぜてつくる緑色のソース・ジェノベーゼ。
ジェノベーゼソースを絡めたパスタは見た目にも美しく、
パスタの中でも好きな種類という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんなジェノベーゼの魅力を徹底的にご紹介します。
バジルたっぷり!ジェノベーゼソースとは?
ジェノベーゼとは、イタリア・リグリア州のジェノバ(Genova)県うまれのソース。
ミートソースやカルボナーラと並んで、人気のパスタの上位に挙げられるジェノベーゼ。
「ジェノベーゼ」とは、インド・熱帯アジアで採れるハーブであるバジルの葉、松の実、
にんにくなどとオリーブオイルを混ぜてつくる緑色のソースのことです。
日本ではジェノベーゼソースを絡めたパスタのことを指すことも多いですが、
ソースのことを指す場合は「ペスト・ジェノベーゼ」といいます。
また、バジルはイタリア語由来のバジリコとも称されることもあります。
バジルのペーストに、松の実、チーズ、オリーブオイルなどを加えたソース。
フレッシュバジルの風味の豊かさと、コクのある旨みがたまりません。
パスタ以外にもパンにのせたり、ピザソースやドレッシングに使ったりと、用途も幅広いのが魅力です。
ジェノベーゼソースにバターとニンニクを合わせたガーリックトーストは、
イタリアンレストランなどでも人気のメニュー。
北イタリア・リグ-リア州のジェノバが発祥で、
本場ではジェノバ産のバジルとリグーリア海岸で採れたオリーブの実から絞ったオリーブ油を使います。
また、チーズはヤギのミルクから作られたチーズ「ペコリーノ・サルド」を
パルメザンチーズと混ぜて使うレシピもあるのだそうです。
ちなみに、イタリアでジェノベーゼと注文すると、
玉ねぎを飴色になるまで炒めて牛肉と煮込んだソースが出てきます。
こちらはイタリアのカンパニア州発祥のソースで、バジルを使ったジェノベーゼソースとは、
別物なのでご注意ください。
本格的なイタリアンレストランなどで注文する時は、
ペスト・アラ・ジェノベーゼというのが正式名称なので、こちらを伝えるようにしましょう。
ジェノベーゼに使われている食材
ジェノベーゼを作るうえで欠かせない食材バジルは、ヨーロッパではハーブの王様と呼ばれ、
その名前もギリシア語で「王」という意味の「バシレウス」から来ているそうです。
品種はいくつかあるが、多く出回っているのはスイートバジル。
すっきりとさわやかで、どことなく甘い複雑な香りが食欲をそそります。
バジルの葉は、つややかな明るい緑色で、1枚1枚がしっかりとしているものがおすすめです。
あまり育ちすぎているものは、やや苦みを感じる場合が多からです。
新鮮なバジルはきれいな緑色をしているが、鮮度が落ちてくると葉が黒っぽく、
ハリが失われて縮んでくるので見ためにも分かりやすいです。
フレッシュバジルのほかにジェノベーゼペーストの決め手になるのは、オリーブオイルとパルメザンチーズ。
オリーブオイルは、ほとんど加熱しないで使うため、香り高く品質のよい、
エクストラバージンオリーブオイルが最適です。
チーズは本場仕様の「ペコリーノ・サルド」を探すのは難しいので、パルメザンチーズなどでも代用できます。
松の実は、スーパー等では置いていないかもしれません。
代わりにクルミやカシューナッツでも美味しいですよ。
本場ジェノバでは、パスタはご当地生まれの「リングイネ」を合わせます。
太さ1~3mmの楕円形の太い麺。
ほかのロングパスタに比べて弾力があり、モチモチした食感が楽しめ、
ジェノベーゼソースとよく絡み相性はバツグンです。
フレッシュバジルとオリーブオイル、パルメザンチーズ、松の実で作られるジェノベーゼソース。
パスタやパン以外にも魚介類やサラダにも相性抜群です。
ぜひ、ジェノベーゼを一度ご堪能ください!
愛知県安城市の洋食イタリアンSPACE
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