イタリア料理の前菜としておなじみの「カルパッチョ」とは
カルパッチョって何?
カルパッチョとは生の牛肉を薄く切り、マヨネーズベースのソースやチーズなどをかけたイタリア料理です。
ルネサンス期の画家、ヴィットーレ・カルパッチョが名前の由来とされていますが、
「本人が生肉にチーズなどかけて食べるのを好んだ」
「肉とソースの組み合わせを赤と白の鮮やかな色合いの作品に見立てた」など、
詳細は諸説あります。
考案されたのは1950年と比較的歴史の浅い料理です。
ベネチアのハリーズ・バーというレストランのジュゼッベ・チブリアーニという人物が作ったものが最初で、
当時、ベネチアではヴィットーレ・カルパッチョの回顧展が開催されていたことが関係しているようです。
現代ではイタリアンのコース料理の定番メニューとして、一般的な居酒屋でもメニューに採用している店も多く、
日本でも幅広く認知されています。
生の魚にオリーブオイルやソースをかけて食べる料理というイメージがありますが、
実はこれは日本で考案されたものです。
世界的な刺身ブームの影響もあり、
現在は発祥の地であるイタリアでも魚を使ったカルパッチョが広く親しまれています。
カルパッチョとマリネの違いは?
カルパッチョと比較されることが多いマリネとの違いについて、皆さんご存知ですか?
カルパッチョとは、
生の魚介や牛肉を薄切りにしたものにオリーブオイルやソースなどをかけたイタリア料理のことを指しますが、
マリネは肉や魚などの食材を漬け汁に漬け込んでやわらかくするフランス料理の調理法で、
この調理法で作られた料理のこともマリネと呼びます。
・カルパッチョ
イタリア料理のメニューの一つで、
薄切りにした生の魚介や牛肉にオリーブオイルやソースをかけたメニュー名のこと。
・マリネ
食材を漬け汁につけてやわらかくするフランス料理の調理法、
この方法で作られたメニュー名のこと。
カルパッチョはイタリア料理のメニュー名で、
マリネはフランス料理の調理法またはその方法で作られた料理のことと覚えておくと良さそうですね。
カルパッチョにはどんな食材が向いている?
最後に、カルパッチョとはどういった食材で作るのがよいか、おすすめをご紹介したいと思います。
■マグロ
日本人に特に人気のあるマグロは、カルパッチョでも定番の食材のひとつです。
マグロ本来の美味しさを味わえる赤身がおすすめで、
しっかりとした食べ応えに合わせて味の濃いソースを作るのもよし、
オリーブオイルやレモン汁でシンプルに食べるのもよしと隙がありません。
さまざまな食べ方を楽しめるのもカルパッチョの魅力です。
マグロの表面を軽く炙ると、生の魚が苦手な方でも食べやすくなります。
■タコ
しっかりとした歯ごたえがあるタコも人気の食材です。
味付け味に癖が無くどんな食材にも合うため、多彩なアレンジが可能です。
柑橘類やリンゴなど爽やかなフルーツとも相性が良く、サラダ感覚で楽しめます。
食感を際立たせるシンプルな味付けもおすすめです。
■タイ
淡白な味わいでありながら、身がしっかりしている白身魚も定番です。
他にもヒラメ・スズキなどがおすすめ。
オリーブオイルと塩だけでは味気なくなりがちなので、工夫をこらしたソースが数多く考案されています。
■サーモン
鮮やかな色合いのサーモンも、華やかで見た目にも楽しいカルパッチョにぴったりな食材です。
野菜との組み合わせは、食欲をそそられるコントラストを生み出します。
それだけではなく脂の乗ったサーモンと、さっぱりとした野菜との味の相性が抜群です。
また、最近は野菜だけを使ったものも登場しています。
近年カルパッチョとは、生の素材にオリーブオイルやソースをかけた料理に対して、
幅広く使われているようです。
SPACEでは日によって食材が異なる本日のカルパッチョをご提供しております!
ぜひ、皆さんも様々な種類のカルパッチョをお試しください。
愛知県安城市の洋食イタリアンSPACE
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