無形文化遺産にも登録!イタリア料理とは?
日本でもなじみ深い料理の1つ、イタリア料理!
中でもパスタやピザは手軽に味わえる料理として人気ですよね。
発祥はもちろんイタリアですが、今では世界中で親しまれている料理です。
そんなイタリア料理は、2010年ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
今回はそんなイタリア料理についてご紹介致します♫
イタリア料理の歴史
イタリア料理の歴史はかなり古く、古代ローマ時代までさかのぼるといいます。
すでにそのころからイタリアの人々の食に対するこだわりは強く、
一日に三食欠かさず食べたといいます。
ギリシャの上流貴族文化に影響されているといいますが、
古代ローマではすでにコース料理が確立しており、
前菜、メインディッシュ、デザートに分けて食べたんだとか。
「ガルム(古代ローマの魚醤)」といった万能調味料もあり、
彼らの美食にかけるこだわりはよくわかります。
今では世界三大料理のひとつに数えられるフランス料理も、
洗練されたのはそもそもイタリア料理がきっかけ。
中世、イタリアのメディチ家からカトリーヌ・ド・メディシスが
フランス国王アンリ2世に嫁いだ際、大勢のイタリア料理人を
引き連れていったことがきっかけだといいます。
それまで質素で素朴だったフランス料理が洗練されたのは、
美食家イタリア人のおかげだったんですね。
日本におけるイタリア料理
日本にイタリア料理が持ち込まれたのは明治時代。
そのころにはイタリア人シェフによる料理店があったといいます。
日本にイタリア料理が持ち込まれて以来、
1番親しまれているのはやはりパスタではないでしょうか。
ほかの西洋料理も日本独自にアレンジされ、
洋食となったものがたくさんありますが、例えばナポリタンもそう。
イタリアの「ナポリ」とは一切関係のないスパゲティです。
ほかにも、たらこを使ったパスタはもう日本では定番中の定番。
日本独自に発達し、イタリア料理として根付いています。
代表料理6種
・ボロネーゼ
ボロネーゼは、正式には「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ」といい、
イタリアのボローニャ地方で誕生したパスタ料理です。
挽き肉と玉ねぎ、セロリ、にんじん、トマトなどを
赤ワインとブイヨンで煮込んだソースを絡めて食べるパスタです。
・マルゲリータピザ
マルゲリータは、モッツァレラチーズ、トマトソース、
バジルをトッピングしたナポリピッツァの代名詞ともいえるピザです。
トッピングの色合いを見てわかるように、赤、白、緑の配色はイタリアの国旗のよう。
イタリア王妃マルゲリータ・ディ・サヴォイア=ジェノヴァは
この配色を気に入り、自身の名前をつけたんだそう。
・生ハム
日本では生ハムとひとくくりに呼ばれていますが、
イタリアでは豚もも肉のハムを「プロシュット」と呼びます。
イタリア料理で定番なのは、前菜としてメロンや
その他くだものと一緒に出される「プロシュット・ミスト」。
生ハムメロンは日本でも人気ですね。
・ブルスケッタ
こちらも前菜としてよく登場するブルスケッタです。
もとはイタリア中部の郷土料理のひとつでした。
薄くスライスしたパンを軽く焼き、にんにくで香りをつけ、
オリーブオイルを塗って野菜やチーズ、お肉を乗せたもの。
簡単なものなので、お酒のおつまみや前菜でよく出されます。
・アクアパッツァ
アクアパッツァとは、魚介をトマトとオリーブオイル、
また白ワインなどで煮込んだナポリの料理です。
たくさんの材料は使わず、だいたいトマトとオリーブオイルのみ、
それか白ワインをたす程度でつくられます。
使用する魚はタイやメバル、タラ、スズキといった白身魚で、
貝はアサリやムール貝がよく使われます。
・リゾット
リゾットとは、米をソースでかために煮た料理。ソースはトマト、きのこ、チーズなどさまざまです。
とくに高級なものでは、イタリアで採れるトリュフをふんだんにつかったチーズリゾットなどがあります。
トリュフの香りがたまらないひと品です。
愛知県安城市の洋食イタリアンSPACE
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