ワインの歴史とイタリアワインに合う料理の紹介
ワインは長い歴史を持ち、欧州を中心に現在ではアフリカ、アメリカ大陸、
そしてアジアやオセアニアに至るまで世界のあらゆる地域で作られるようになったアルコール飲料です。
しかし、そのワインも元々はフランスやイタリアといった西欧を中心に作られてきた歴史があり、
特にイタリアンワインはその中でも長い歴史を持っている地域の一つです。
そこで今回、ワインの歴史、特にイタリアワインの歴史にフォーカスし、
そのイタリアワインに合う料理も併せて紹介していきましょう。
ワインの歴史~イタリアワインを中心に~
ワインは数多くあるアルコール飲料の中でも特に長い歴史を持ち、
紀元前7000年ごろにはすでに原型ができていたとされています。
エジプト、ギリシャ、古代中国といったあらゆる古代文明の中でもすでに登場し、
長い歴史を持っていたことがうかがえます。
当時ワインによってもたらされる酔いに神秘的な効能を感じられるようになり、
宗教的な意識でも行われるようになりました。
キリストの最後の晩餐でも飲用されたという言い伝えから、
聖餐(せいさん、キリスト教の儀式)などで現在も利用されています。
このように古くから歴史を持つワインですが、改めてイタリアワインの歴史にフォーカスしていきましょう。
イタリアワインの歴史は、古代ローマにまでさかのぼります。
古代ローマ時代(紀元前2000年ごろ)にギリシャからワインの製造技術がもたらされたことが
イタリアワインの歴史の始まりです。
この画期的な飲料の登場は古代ローマの文化に大きな影響を与えました。
そして、ローマ帝国の拡大によって欧州の他のエリアにも広がっていったのです。
更にその価値は高まり、財産の一つとして見なされるようになるほど高い価値を持つようになります。
そうして一部の富裕層や権力者のための飲み物に変化していったのです。
しかし、ローマ帝国が崩壊した西暦500年前後には、すでにぶどうの栽培が廃れ、
ワインの製造も行われなくなっていきました。
こうしてイタリアワインが危機に瀕したのです。
しかし、冒頭でもお話しした通り宗教、とりわけキリスト教にワインが儀式に用いられていたことが幸いします。
キリスト教の修行を行っていた修道院でワインづくりが続けられ、
イタリアワインの滅亡を免れることができたのです。
こうして修道院で作られたワインが徐々に民衆にも広がり、
当初土器に保存していたワインも現在のように木の樽に保管されるようになりました。
そして民衆の中からワイン製造に従事する人物も現れ、
一般的なアルコール飲料としてイタリアの大きな産業に成長します。
その後も連綿とイタリアの長い歴史と共にイタリアワインは毎年作られ、
近現代になると世界中に輸出されるようになり、世界一のワイン生産量を誇るまでに成長しました。
こうして現在ではイタリアワインが世界各地のテーブルに並んでいるのです。
イタリアワインに合う料理の紹介!
古代ローマ時代から続く長い歴史を持つイタリアワイン、そんなイタリアワインに合う料理を紹介していきます。
ただ、まず結論をいえば、やはりイタリアワインにはイタリアンが合います。
今回、有名なイタリアンであるラザニア、アクアパッツア、マルゲリータピザを中心に
どんなイタリアワインと合うかを紹介していきましょう。
最初にラザニアには、トスカーナ州とピエモンテ州の赤ワインがよく合います 。
両エリアは高級ワインの生産地でもあり、
びっくりするくらい高価なブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、バルバレスコ、バローロなどがありますが、
気軽な価格帯のワインでも十分楽しめます。
魚のスープ煮込みであるアクアパッツァには、ヴェネト州の辛口白ワインが合うでしょう。
同地はベネチアなど海とも縁が深いエリアですから、現地の地ワインで楽しむのがおすすめです。
最後にピザの代表格、マルゲリータにはピエモンテ州の白ワイン合います。
このエリアの白ワインはチーズとの相性が良いので、ピザにぴったりです。
愛知県安城市の洋食イタリアンSPACE
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