ワインを知ろう。ワインの飲み方&楽しみ方
おそらくあなたはこれからワインを飲もうとして、「どうすればよりおいしく飲めるか」を調べているのかもしれません。
あるいは、「ワインをもらったけど、どう飲んでいいかわからない」と思案しているかもしれませんし、
どこから手を付けていいかわからない人もいるでしょう。
まずは、ワインの基本中の基本。
赤ワインと白ワイン、普通のワインとスパークリングワインの違いについて、カンタンに解説します。
赤ワイン
赤ワインは皮が黒い「黒ブドウ」を使ってつくられたワイン。ブドウの果汁だけでなく、皮や種も使って作られていて、
皮や種に含まれる「タンニン」という渋みが感じられるのが特徴です。
白ワイン
白ワインは主に皮が黄緑の「白ブドウ」を使ってつくられたワインです。
(場合によっては、黒ブドウを使っているものもあります)
白ワインは皮や種を取り除いてから発酵させるため、赤ワインのような赤色ではなく、
透明に近い黄色や黄緑色になり、渋みもほとんどないんです。
普通のワインとスパークリングワインの違い
「スパークリングワイン」とはシュワシュワ~という炭酸を含んだ発泡性のワインのこと。
炭酸が入っているぶん、口当たりは爽やかで、パーティーなどの場でよく飲まれます。
ちなみに、炭酸を含んだワインといえば、「シャンパン」を思い浮かべる人が多いと思いますが、
あのシャンパンもスパークリングワインの仲間です。
とはいえ、ただの仲間ではなく、シャンパンとは、スパークリングワインの中でも一部のワインだけが名乗れる称号のこと。
シャンパンという称号を名乗るためには、
高品質なブドウが栽培されているフランスのシャンパーニュ地方でつくられていることが最低条件で、
なおかつ、いろいろな基準をクリアする必要があるんです。
ワインの飲み方
ワインはゴクゴク飲む物ではありません。誰が飲んだとしても、そんな飲み方では毛頭、美味しくも楽しくもないでしょう。
何よりもワインの魅力が発揮されていないのは非常に残念なことです。
今日は初心者が失敗しないワインの飲み方&楽しみ方についてご紹介しましょう。
小難しいメソッドを覚えないと、なんてことはありません。習うより慣れろです。
丁寧にワインと向き合えば、グラス一杯が自ずと答えに導いてくれるはずです。
香りを感じる
まずはワインの魅力のひとつである香りを楽しんで下さい。
ワイングラス内に残された空間がポイントとなりますので、ワインの注ぎ過ぎは厳禁です。
グラスを真横から見て一番ふくらんでいるところから、1㎝程度下が適量です。
仮に入れ過ぎたとしても、ふくらんでいるところまでです。
ひと口ずつゆっくり味わう
ワインはひと口ずつ召し上がって下さい。味わいのアタック(第一印象)を感じ、飲み込んだ後のアフター(余韻)を楽しみます。
日本には口内調味という独自の食事方法があります。
江戸時代には、味付けの濃いおかず少々に5合/日のお米を食べていたそうです。
ご飯を頬張ってそこにおかずを入れて口内で味付けしながら食べるという食法です。
欧米人にはない習慣ですが、私たちは無意識のうちに口内調味をしています。
そのためご飯と同じような感覚で、チーズなどの食べ物を飲み込む前に、まだ口の中にある状態で、
次のワインを飲まれる方がたまにおられますが、これは賛成できません。
好きに食べさせてよ!と思われるかもしれませんが、ワインとお料理のマリアージュは余韻の連続だと考えるからです。
チーズを飲み込んだ後の余韻を感じながら新しくワインを口にします。
ワインを数口ほど楽しみ、チーズに手を伸ばしたころにはワインの余韻が生まれ、
その後はじめて、次に口にしたチーズとワインが出会います。ワイン→チーズ→ワイン→チーズ→ワイン→チーズ
この繰り返しで余韻の部分がマリアージュしているので、口内で一緒くたになってしまっては、
元の味わいがわからなくなってしまいます。
ワインは感じる飲み物です。もし、口の中に何か入っていたら、きれいさっぱり飲み込んだ後にワインを召し上がって下さい。余韻で合わせるようにすると、よりワインそのものの味わいを楽しめると思います。
ゆっくりとひと口ずつ召し上がって下さい。
最後に
現代人は忙しい日々を送っていますが、たまにはゆっくりと時間をかけて、
ひと口、ひと口、丁寧に、ワインの香りと味わいに酔いしれてみては如何でしょうか。
愛知県安城市の洋食イタリアンSPACE
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