イタリアンには、たくさんの種類のパスタがあります。
イタリアの国は、縦に細長い形をしています。

パスタは、郷土料理のひとつとしてあります。パスタは、地域によって特徴が違います。
イタリアンのパスタの種類は非常に多く、その地域ごとに発展してきた歴史があります。

イタリアンは、地域によってはそばを原料としたパスタなどもあります。
このように地域ごとに収穫できる種類の小麦によってパスタの種類も違います。

地域ごとに違うイタリアンのパスタについて

イタリアのパスタは、地域ごとに特徴が違います。
例えば、フランスに近いアルプスのイタリア北部では小麦がとれません。

その代わりに、そばが採れます。
このそばを使ったピッツォケリというものが食べられます。

見た目は、タリアテッレに似たパスタです。
イタリア北部では、パスタやリゾットではなく、トウモロコシの粉にオリーブオイルを入れて作るポレンダという調理も食べられます。

イタリア中部では軟質小麦が採れます。
そのため、イタリア中部から北部では卵を入れて作られた生パスタが多く食べられています。

イタリア中部の一部の地域やトスカーナ州では、栗の粉をタリアテッレというパスタに混ぜ込んで作られる生パスタもあります。

このように、イタリアンに使われるパスタは地域で収穫される穀物などの種類や気候などが影響しているようで、さまざまな特徴があります。

イタリアンで使われているパスタには、地域による特徴や違いがあります。
パスタと同じようにソースも地域によって違いがあります。

例えば、イタリア北部ではソースにバターが使われます。
また、イタリア中部から南部のソースには、オリーブオイルが使われることが多いです。

同じイタリアの中でも、地域によって食べられているパスタの種類が違っています。

イタリアそれぞれの地域での名物パスタについて

イタリアは、地域によってパスタやソースなどに違いがあります。

イタリアは大きく北部、中部、南部に分けられます。
ミラノやヴェネツィアのあるイタリア北部では、地中海で獲れる魚介類が多く食べられています。

そのため、南部と比べ北部のイタリアンには魚料理が使われている料理が多く、パスタもそのひとつです。
北部地方の魚介類が使われているイタリアンは、この地域でしか食べることができない絶品パスタとされています。

北部地域のイタリアンで有名なのが、ジェノベーゼ、ペスカトーレ、イカスミパスタです。
これらは、私たち日本人にとっても馴染みのあるイタリアンメニューなのではないでしょうか。

パルマ、フィレンツェ、ローマがあるイタリア中部地方では、昔から貿易が盛んだった背景もあり世界中から新しいものが集まり、最先端の料理から郷土料理までさまざまなパスタがあります。

また、イタリア中部には美食家が多く集まる地域として有名です。
このことからも、イタリア中部にも絶品パスタが多くあります。

イタリア中部で人気のパスタは私たち日本人にも馴染みのあるアラビアータ、アマトリーチェ、ボロネーゼ、カルボナーラです。
これらも日本人の食卓にもよく登場する、馴染みのあるパスタが多いですよね。

最後に、ナポリ、パレルモのあるイタリア南部では、地域名産のトマトやオリーブオイルが使用されるパスタが多く、さっぱりした味わいのものが多いです。

イタリア南部では、地域特産の食材や地中海で獲れる新鮮な魚介類が使われた料理が豊富です。
イタリア南部の代表メニューはポモドーロ、ペペロンチーノ、ボンゴレ、プッタネスカ、からすみパスタなどです。

イタリアンのパスタは、地域名産の食材や魚介類などが多く使われています。
そのため、パスタには地域の特色が出ています。

私たちが普段食べているパスタは、さまざまな種類が多くあります。
そのパスタをより深く知ることで、イタリアンやイタリア地域の文化などを楽しめることにつながるのではないでしょうか。