日本でイタリアンと聞くと、ピザやパスタなどがお馴染みの料理なのではないでしょうか。

日本で、イタリア現地のようなイタリアンを提供してくれるレストランは限られています。
イタリアの地形は細長く、イタリアンと言っても、その料理は土地ごとに違いがあります。

これは、その土地で採れる食材などが変わること、イタリアンでは地域で採れる食材を生かされ調理が行われるからです。

健康に良い食材が豊富に含まれるイタリアン

地域によって採れる食材が異なることなどから、イタリアンと言ってもその調理法や食材など、さまざまな物があります。

イタリアン全体の特徴としては、野菜や果物、豆類、全粒粉などをはじめとした穀物が基本となっていること。
肉類より魚介類が多く摂取されます。

また、イタリアンの大きな特徴としてオリーブオイルをさまざまな料理に使うということなのではないでしょうか。

オリーブオイルは、健康効果が期待される食材のひとつです。

健康効果の高いオリーブオイルですが、エキストラバージンオリーブオイルに含まれている抗酸化物質であるポリフェノールやオレオカンタールという天然有機化合物が健康に高い効果がある成分とされています。

この成分は、心血管疾患へのリスクを低減させる、健康寿命を長くする効果があるといった健康への効果が期待されています。
また、これらの成分について多くの国で研究されています。

また、イタリアンには地域で水揚げされる魚介類が豊富に使われています。
魚介類には、良質なたんぱく質やカルシウム、DHA、EPA、リノール酸といった多価不飽和脂肪酸が含まれています。

これらの成分も健康に良いとされています。
このように、イタリアンに使われる食材は健康に良い効果をもたらすものも多いです。

シンプルな調理法のイタリアンは健康効果が高いメニューが豊富

イタリアンで注目したいのが、そのシンプルな調理法です。

フランス料理は非常に手の込んだ調理が多くバターなどが多く使われます。
これと比べイタリアンは、旬の食材をそのまま食べる調理法が多くなります。

サラダなどは、旬の野菜にオリーブオイルと塩、レモンといったシンプルな調理法のみで提供されます。

このイタリアンのサラダでは、シンプルな調理、調理といっても、ほとんど食材そのままですが自然な野菜の味とレモンの酸味、オリーブオイルの風味を味わうことができます。

その他のイタリアンも、旬の野菜が煮込まれるカポナータやスパゲッティポモドーロのような素材の美味しさを十分に引き出す調理法がほとんどです。

イタリアンの前菜としてあるトマトのカプレーゼは、旬のトマトとチーズをシンプルに味わう。タコのサラダでは、茹でダコと野菜をオリーブオイルとレモン、塩で前稲するだけといったシンプルなものです。

タコには、アミノ酸や疲労回復効果のあるタウリンなどが含まれ健康的な食材となっています。
イタリアンの中で人気のあるカルパッチョもとてもシンプルな料理のひとつですね。

カルパッチョは、イタリアンの中でも有名であり人気が高いメニューです。
元々カルパッチョは、魚ではなく生の牛ヒレ肉にチーズが削られていました。

このカルパッチョに使われる牛の赤身肉には、トリプトファンという成分が含まれています。
トリプトファンには、心身をリラックス、ストレスを軽減する効果があるセロトニンを作りだしてくれます。

私たちは、イタリアンと聞くとピザやパスタを思い浮かべますが多くのメニューがあります。
また、新鮮な魚介類が豊富に使われ、さまざまな料理にオリーブオイルが使われています。

オリーブオイルは健康効果が高い食材です。
イタリアンには、健康効果の高い料理が多くあります。

まだまだ、私たちが知らない健康にも良いメニューがたくさんあるでしょう。ぜひ味ってみてください。