ペアリングとは？奥深い世界の基礎知識

ペアリングとは、一言でいうと「ワインとお料理の組み合わせ」のこと。

ワインとお料理がそれぞれの個性を引き立てあうように組み合わせることで、

どちらもより美味しくいただけるのが「ペアリング」の魅力です。

組み合わせることによる相乗効果は、人々を魅了してやみません。

 

ペアリングとマリアージュの違い

ワインとお料理の組み合わせと言えば、もう一つ思い浮かぶのが「マリアージュ」という言葉ではないでしょうか。

マリアージュは、フランス語で「結婚」という意味。

ワイン用語では、「ワインとお料理がお互いに高め合う組み合わせ」や

「組み合わせによって生まれる第三の魅力」を幸せな結婚になぞらえて称える言葉として使われます。

つまり、素晴らしいペアリングによって生まれるのが、マリアージュなんです。

 

組み合わせ方のコツ

さて、そんなペアリングですが、基本となるルールや組み合わせ方のコツがあります。

「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン」、実はこれもペアリングの基本ルールの1つなんです。

早速、詳しく見ていきましょう！

似ているもの同士を組み合わせる

ペアリングの基本的なルールは、ワインとお料理の”濃淡”を合わせること。

ヘビーで濃い味付けのお料理にはコクのあるフルボディの赤ワイン、

さっぱりとしたお料理にはスキッと爽やかな辛口の白ワインといった具合に似ているものを組み合わせます。

肉料理でも、豚や鳥など色の淡い肉は白ワインと、

また同様に、魚料理でもマグロなどの赤身魚は赤ワインと相性が良いんです。

 

土地が同じものを組み合わせる

「地元の食べものには地酒が合う」と言いますよね。

ワインとお料理に使われる食材の産地をあわせるのは、コツの一つ。

対照的なもの同士で組み合わせる

スイカに塩をかけると、甘さがとっても引き立ちますよね。

これは、対照的なもの同士の組み合わせの1つ。

ワインとお料理のペアリングでよくある、対照的なもの同士の組み合わせは、

塩気の強いお料理に、甘みの強いワインの組み合わせです。

 

まずは味わってみよう！自宅でも失敗しない3つのペアリング具体例

ペアリングは、奥の深い世界です。

しかし、ポイントをおさえていれば、ご自宅でもその魅力の片鱗を手軽に味わうことができます。

 

ミートソースには、程よい酸味のあるミディアムボディの赤ワイン

よく食卓で見かける、ミートソース。

どっしりと重たい、というわけではない赤身肉の煮込み料理なので、

合わせるワインはミディアムボディの赤ワインがオススメです。

また、トマトのすっぱさとの相性から、ワインにも程よい酸味がほしい所。

これは、似ているもの同士を組み合わせる楽しみ方の王道ですね。

 

チョコレートには、甘口の赤ワイン

似ているもの同士を合わせる、という原則に則ると、チョコレートには甘口のワイン！

チョコレートに含まれるポリフェノールの渋みや苦味には、赤の甘口ワインが合います。

 

カマンベールチーズには…

チーズってどんなワインにも合いそうですよね。

でも、白カビ系チーズは、意外とワインを選びます。

そんな白カビ系チーズの中でもあまり癖がない風味が穏やかな若いカマンベールチーズは、

軽やかでフルーティーな赤ワインがよく合います。

熟成して香りや味わいが強くなったチーズには、ワインも渋みがありコクのある赤ワインを。

カマンベールチーズのクリーミーな味わいには、樽香のある濃厚な白ワインもおすすめです。

 

まとめ

ご自宅でも楽しめるペアリングですが、ワイン好きのみなさんに是非おすすめしたいのが、

レストランで楽しむペアリング。

レストランで存分にマリアージュを堪能してみるというのも素敵な選択だと思いませんか？

ペアリングの最大の魅力は、思いも寄らない組み合わせによるマリアージュとの出会いです。

ぜひSPACEで料理とワインのマリアージュをお楽しみください！